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三樂だよりmagazine

2017年1月 フランス視察:ブルゴーニュ地方編

レポート 2017.07.07

旅の目的は新規取り扱い予定の石灰岩の情報収集です。 ブルゴーニュ地方と聞くとワインをはじめ、フランスの食糧庫です。 ロマネスク教会など芸術の宝庫でもあります。 が、例によって宿泊地のパリ郊外から現地の丁場迄2時間程度の車移動で名所、旧跡の情報無しです。 唯一、丁場の近くの村でお昼を食べただけですが、こういう場所が結構印象に残ります。 ブルゴーニュの石とともにご紹介します。

ブルゴーニュストーンの特徴

割肌の表面は滑りにくく、石の堆積が詰まっているため、凍りにくい。職人は、ひとつひとつの石の音でで「硬さ」を確かめています。
また、ガビオンに詰めて商品としても販売しています。

丁場にて

ブルゴーニュの石は、
春から夏の3か月間に採掘し、秋から冬にかけて充分に干すことによって、水分を出し切り、そして空気中の二酸化炭素と化学反応を起こし1~2㎜の表層(皮膚)を作ります。 その結果、凍結に強い石の状態になります。
フランス国内ではモニュメント(彫刻)に使用されるので、昔からこの工程を守っています。 また、サンドブラスト(磨く)してしまうとこの表層が剝がれてしまうため、そのような事は避けています。 採掘後は、法に則って段階的に植林して大地を守っています。

深さ6m 長さ500m 上層は薄く、下層は厚い石が採れます。

丁場にて


積石。


積石。


敷石。


ギロチンカットの機械。


採掘した後は、植林が義務付けられているので、松林が広がっています。

近くの村


(村の積石施工事例)いい感じになっています。ポストの緑色もワンポイントで似合っています。


この村の石灰岩石畳。ツルツル白っぽい。


ゲートをくぐり、町の中に入る。


冬は殺風景。


キノコのドア取っ手。

ショールームにて


ガビオンに整然と積まれたブルゴーニュの積石。


ガビオンとモニュメントチェア。


板石を鉄の継手で繋ぐ。


敷石。


こんな原石もありました。
今回仕入見送り。。


タンブルしてアンティーク加工済。
今回仕入見送り。

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文章・写真: 三樂編集部