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三樂文庫

土門拳の伝えたかった日本

2021.03.22

2003年、庭(外部空間)で使う自然素材(土、木、石)をテーマに三樂を創業しました。
石材については、全くの素人でありましたので、とりあえず現地に行きました。

山形遊佐町、「鳥海石」

羽州浜街道(国道7号線)沿いの有限会社斎藤運輸さんを訪れました。

鳥海石の現状や”二の滝石”がある場所を親切に教えてくれました。

「熊、出没注意」の看板と行き止まりの道、そこから車を降りて渓流を登ると苔生した「安山岩」が

ポツン、ポツンと…

自然が産み出す景観は、とても美しい庭を見ているようでした。

創業時の心に残る場面でした。

 

帰路は酒田へ向かい、「本間邸」に立ち寄ったあと、「土門拳記念館」を訪れました。

中庭には「イサム・ノグチ」の石の彫刻が流れの水庭に一人寂しく立っていました。

作品名は「土門さん」だそうです。

著書の内容は「題」通りです。

この記念館は市内から4kmほどの飯森山公園内にあります。

雄大な鳥海山を眺めることができます。

酒田出身の土門さん、いい場所に記念館を建てて頂きましたね。

 

著書:  土門拳の伝えたかった日本

編者:  毎日新聞社

     財団法人 土門拳記念館

監修:  土門たみ

編集委員:池田真魚

     江成常夫

編集人: 松山彦蔵

発行所: 毎日新聞社

発行:  2000年9月15日

土門拳の伝えたかった日本
  • 三樂文庫No:016
  • 著者:毎日新聞社・財団法人 土門記念館
  • 出版社:毎日新聞社
  • 発行日:2000年9月15日

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文章・写真: 三樂編集部