三樂だよりmagazine
庭園めぐり「旧安田楠雄邸庭園」
レポート 2022.09.27
東京には都が管理する9つの庭園があります。
今回訪れたのは、それらとは別に東京都の指定名称になっている文京区千駄木にある「旧安田楠雄邸庭園」です。
玄関前には大きな楠木。(楠雄さんが植えたのかな?)
木戸の門が庭に誘います。
サンルームがある応接洋間には、ビクター・トーキング・マシン社の蓄音機があります。
この日はたまたまイベントの日でSPレコード、3曲を聴くことができました。
「旧安田楠雄邸で聴く 9月 蓄音機の音色」イベントのお知らせ
大正から昭和初期の時代を想像して聴く蓄音機のオペラが洋間に響き、タイムスリップしました。
現在、この庭園、建物は公益財団法人「日本ナショナルトラスト」が管理、維持、運営されています。
この蓄音機鑑賞は、「日本ナショナルトラスト」さんの企画です。
ナショナルトラストと言えば英国発祥の環境保護団体で、以前、英国コッツウォルド地方の自然石と宿泊したマナーハウスをご案内して頂いた会社の仕入れ先担当部長は、ナショナルトラストのメンバーで、その活動内容をサッカーと比較して面白おかしく話してもらったことを思い出しました。「すべての英国民がサッカー好きとは限らない…」
この度は、英国エリザベス女王の訃報に接し、心よりご冥福をお祈りいたします。
話を戻して、
雁行式(がんこうしき)の建物を進むと残月の間から主庭を見渡せます。
北廊下
灯籠
洋間サンルームから大樹、柏の木が支柱に支えられその先に主庭。
茶の間から仏間
仏間からお庭
2階は開放的なガラス戸、枝垂れ桜が間近に見事な大樹です。
久しぶりの日本庭園。
静かな場所を訪れ、気持ちが洗われます。
平和な21世紀を祈ります。
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文章・写真: 三樂編集部