三樂文庫
ヘルンとセツ
2022.11.01
小泉八雲の姓は、Lafcadio Hearn(ラフカディオ・ハーン)
このHearnが当時の日本人には訳しづらかったのだろう。
ハーンではなく”ヘルン”と呼ばれるようになった。
ヘルン先生は、ニューオリンズの万国博覧会で日本文化に興味を持ち、
その後「古事記」に惹かれ来日したと言われている。
日本では中学校の英語教師となり、その後、もう一人の主人公「セツ」に出会う。
松江に滞在生活した、たった1年と3ヶ月。
濃厚な時の物語。
作者、田渕久美子氏の描写が絶妙で、行ったこともない場所に、その時代にタイムスリップすることができた。
山陰ケーブルビジョン制作の『松江の面影』は、二人のゆかりの場所を錦織良成監督が田淵さんを案内し巡り、
事実と想像を膨らます、楽しい番組です。
庭園が多い島根。
松江、宍道湖、足立美術館ほか、
いつか訪ねて見たい。
ヘルンとセツ
- 三樂文庫No:096
- 著者:田渕 久美子
- 出版社:nhk出版
- 発行日:2022年8月30日
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文章・写真: 三樂編集部