三樂文庫
碧い眼の太郎冠者
2023.05.28
ドナルド・キーン氏は2019年2月、96歳でお亡くなりになりました。
太平洋戦争末期、戦後、沖縄で日本兵捕虜の通訳、尋問に従事した経験を持ち、
以来、その経歴はご存じの方も多数と思われます。
ご本人の発言は知る限り、至極ごもっともで共感していました。
この書では、「奥の細道」や「京都」、「四国」の旅など私も訪れたことがある場所を
思い返しつつ、キーンさんの思考、感性に頷くばかりでした。
日本にとってまた大事な人が逝ってしまったのだと改めて残念に思います。
碧い眼の太郎冠者
- 三樂文庫No:110
- 著者: ドナルド・キーン
- 出版社:中央公論社
- 発行日:昭和51年3月10日
この記事をシェアする
文章・写真: 三樂編集部