三樂文庫
明解 賀茂真淵
2024.02.07
昨年、生まれ育った浜松市に引っ越してきました。
興味本位で、近所の神社仏閣など、手当たり次第に尋ねました。
高校の通学路傍に「浜松市立賀茂真淵記念館」があることを知り、特別展「賀茂真淵と近世国学者たち」も
拝観してきました。
芸術院の方に丁寧に説明していただき、ほんの少しだけその足跡を辿ることができました。
少し前に愛知県の田原市美術館で開催された「渡辺崋山展」を見たばかりだったので重なるものがありました。
賀茂真淵は国学者でありますが、歌人としての作品に心奪われます。
亡き妻と遠く離れた故郷(浜松)を思う、
”故郷の 野べ見にくれば むかしわが妹とすみれの 花咲にけり”
「小寺月の歌碑」
”小夜ふけて 松風高き山寺の 月はうき代の塵も曇らず”
明解 賀茂真淵
- 三樂文庫No:129
- 著者:寺田康政
- 出版社:(社)浜松史蹟調査顕彰会
- 発行日:2010年10月1日
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文章・写真: 三樂編集部