三樂文庫
「養生訓」
2021.01.06
実は、会社を創業するに当たり社名を探す中で出会った本です。
2003年、当時発刊して間もない定期購読雑誌「和樂 発行:小学館」四月号は、
この年「江戸開府400年」の節目で江戸時代、江戸人たちの楽しい生活が特集されていた。
なかでも健康的な生き方、暮らし方について300年前のベストセラーとして貝原益軒が著した
「養生訓」の解説に、これから設立する会社を重ねてみました。
養生訓 総論 上 二十二 「人生の三樂」より
「およそ、人の楽しむべきことは三つある。
一つめは、人として正しい道を歩き、悪事をはたらかず、善を樂しむことである。
二つめは、身に病がなく、快く樂しむことである。
三つめは、長命で、人生を樂しむことである。
金があり身分が高くても、この三つの樂しみがなければ、真の楽しみはない。
したがって、冨貴は三樂に入らないのである」
人として襟を正す部分と、その上で人生を心豊かに過ごす事は、この会社が求める企業存在の意味でもあり、
何よりそこで働く者の拠り所になるものと思い社名としました。
著書:「養生訓」全現代語訳
著者:貝原益軒 訳 伊藤友信
発行所:講談社
定期購読誌:「和樂」
編集:和樂編集部
発行所:小学館
養生訓
- 三樂文庫No:004
- 著者:貝原益軒著 伊藤友信訳
- 出版社:講談社
- 発行日:1982年10月10日
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文章・写真: 三樂編集部