三楽

閉じる

三樂文庫

「藤森照信建築」

2021.06.21

長野県茅野市にある「神長官守矢資料館」とその奥にある「高過庵」「空飛ぶ泥舟」は良かったなぁ。

見た目と裏腹に「建築」の仕様などがびっしりと詰まっていることを事前に知っていましたが、

やはり、そのような事よりこの畑の深山に突如現れる茶室は空を取り込み、諏訪の町を見下ろし

その変わった形、意表を突く建築物の”見た目”に心を奪われます。

諏訪大社とは歩いていけるほどの距離で、出掛ける時があれば一緒に見ることができます。

驚くような建築物は、なぜかこの諏訪地方に合ってとけ込んでいるように感じます。

「自然素材」が前面に出ているからでしょうか?

藤森さんは言っています。

 

緑とコンクリートを”木”と”土”と”石”で包むことから、私の建築は始まった。

大げさにいえば科学技術を自然で包んだのである。

 

コロナ退散したら、「ラ コリーナ 近江八幡」にも行ってみたいなぁ。

 

そういえば、弊社のギャラリー開設の折に、展示品とともに「看板」でもお世話になりました

鍛冶工房 Studio ZWEIの宇田直人さんが、藤森さんの茶室「せん茶」=tank teahouseの金物製作を手掛けていたことを

発見しました。

創造的な仕事を具現化するには、大変な努力の積み重ねなんですね。

藤森照信建築
  • 三樂文庫No:029
  • 著者:藤森照信
  • 出版社:TOTO出版
  • 発行日:2007年9月20日

この記事をシェアする

文章・写真: 三樂編集部