三樂文庫
「BISES 共感のエナジー」 ガーデニング誌『ビズ』の記録
2021.05.03
事務所の本棚には1999年6月発刊の「BISES」創刊準備号、プレジデント社から
71号ベネッセコーポレーション最後の発刊、2011年6月「BISES」72号(創刊20周年記念号)までが並んでいる。
「BISES」のファンでした。
今一度パラパラ読み返してみると、好きな曲のように当時のことが思い出される。
どれも美しい画像が紙面を飾っている華やかなガーデン雑誌だ。
園芸でも造園でもない”ガーデン””ガーデニング”の言葉が1997年には
流行語大賞トップ10にもなり、市民権を得ました。
国内では、蓼科の”バラクライングリッシュガーデン””八ヶ岳倶楽部”
1999年から始まった「国際バラとガーデンニングショー」
オランダの街を模した”ハウステンボス”
2009年には、”チェルシーフラワーショー”を見学したりロンドン郊外の名だたる庭園を
見て廻りました。
とにかく「美しく」「夢がある」ガーデンに魅了されていました。
「BISES」はいつもその傍らにありました。
この著で特に、第四章の「覚醒する日本のガーデン」では、
全国に広がるガーデニング愛好者の活動、
第五章では、東日本大震災と「3.11ガーデンチャリティ」の活動は、
雑誌編集を超えた”ガーデン”の捉え方、領域を広げたものと思われます。
「BISES」は、2017年より休刊となっています。
復刊または、新たな暮らしと庭をテーマのプラットフォームが出来ることを
願います。
また、本日5月3日より、「横浜ローズウィーク」が始まります。
著書:「BISES 共感のエナジー」 ガーデニング誌『ビズ』の記録
著者:八木波奈子
発行所:文芸社
発行日:2021年1月15日
- 三樂文庫No:022
- 著者:八木波奈子
- 出版社:文芸社
- 発行日:2021年1月15日
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文章・写真: 三樂編集部