三樂文庫
ぺリリュ− −楽園のゲルニカ− 1
2021.08.11
昭和19年、夏。
太平洋戦争末期のペリリュー島に
漫画家志望の兵士、田丸はいた。
そこはサンゴ礁の海に囲まれ、
美しい森に覆われた楽園。
そして日米合わせて
5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。
当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に
遅いかかる米軍の精鋭4万。
迎え撃つは”徹底持久”を
命じられた日本軍守備隊1万。
祖国から遠く離れた小さな島で、
彼らは何のために戦い、
何を思い生きたのか―――!?
”戦争”の時代に生きた若者の”日常”、
長く忘れ去られた”真実”の記録。
戦後76年が経ちました。
世界は平和に向けて前へ進んでいるでしょうか?
現代を生きている私達は、戦争があったことを忘れていないでしょうか?
この漫画を通して、
この時、この島にいるような、
田丸くんと一緒にいるような妙な錯覚に陥りました。
原案協力=平塚柾緒
ペリリュー −楽園のゲルニカ− 1
- 三樂文庫No:036
- 著者:武田一義
- 出版社:白泉社
- 発行日:2016年8月5日
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文章・写真: 三樂編集部