三樂文庫
道ばたの小さな草花図鑑
2022.02.22
タイトル通り道ばたの雑草をわかりやすく優しいタッチのイラストで100種の
草花が紹介されています。
パラパラめくって見ると、
子供の時の頃が蘇ってくる植物と、
最近、近所の公園や散歩道で見かけたり、地方の旅先で見つけたり、つまり最近知った植物と
あとは図鑑でしか見たことのない植物に分かれます。
特に子供の頃よく見たり遊んだ雑草は、
この頃、見かけない。
「ジュズダマ」「ヒメシバ」「エノコログサ」「オオバコ」「ヤブカラシ」など。
どこへいったんだろう。
家に帰るとズボンや靴、靴下に種がついていたりして(センダングサ、イノコヅチ、オオモミ)、
これがしつこくきれいに取りきるには時間が掛かったものだ。
妙に懐かしい。
みなさんはいかがですか?
「雑草手帳」も何年か前に手に入れ、散歩のお供にして少し理解を得た気がした。
この本は写真を一切使用せず、イラストのみで特徴がはっきりとわかるので
実用的かもしれない。
まつわる話も植物を見るのに楽しみが増す内容でとても良かった。
私は「雑草」呼ばわりしてしまったが、著者は「道ばたの小さな草花」と
愛情が格段に違う。
身近な雑草をひとつでも知りたい欲望にかられる。
2年前からスマホアプリ「Picture This」を使って、「撮って知る」ことばかりしていたが
少し横着な気がしてきた。
簡単で気軽な知識収得と併せて利用してみよう。
- 三樂文庫No:064
- 著者:一日一種
- 出版社:ブティック社
- 発行日:2021年5月20日
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文章・写真: 三樂編集部