三樂文庫
能って、何?
2022.04.18
2,000年の頃、狂言師「野村萬斎」を知り、能や狂言に興味を持ち、
How to本のこの書を手にしました。
本から得る知識は頭の上を掠めるばかりで、身に付かず
なんとなくその雰囲気だけが良さそう。それでいいじゃ無いかと思っていました。
その頃、定期購読誌「和樂」が創刊され、日本の文化、江戸、町民の暮らしなどにも
興味をそそられました。
「和樂」創刊号の表紙は、プリマ、バレリーナ「草刈民代」さん、
創刊の特集は、「和」を愛でるパリの街、パリの人々
なんと、おしゃれなこと。
非常にハマってしまいました。
当時、またはこれまでに、これほど興味深い雑誌はなかなか無いのでは無いか?
月刊誌、毎月楽しみでした。
実は弊社の社名も「和樂」の記事からヒントを得たものです。
先日、TV番組「ファミリーヒストリー」で久しぶりに野村萬斎氏を見て、
この当時のことを思い出しました。
八ヶ岳「身曽岐神社」でみた真夏の夕暮れ、薪能。
暗闇のなかに篝火で浮かぶ舞台、演者は、厳かでもあり、その空間に吸い込まれた。
今再び、「能、狂言」を見たい。
能って、何?
- 三樂文庫No:072
- 著者:松岡 心平
- 出版社:新書館
- 発行日:2000年12月10日
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文章・写真: 三樂編集部