三樂文庫
日本史を暴く
2024.07.27
最も興味深かったのは市井の歴史。
庶民の生活がうねる歴史の中でどのように過ごされていたのか?
折下発刊された2022年はコロナ禍、真っ只中。
第4章の「疫病と災害の歴史に学ぶ」は、大変興味深い。
さて、たとえば江戸庶民のガーデニングはどうだったでしょう?
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/569/花開く%E3%80%80江戸の園芸/
梅を愛で、朝顔、オモト、菊、椿などの美しさを競う。
陶器の鉢までも…
家並み、町の長屋ではどうだっただろう?
庶民の庭(隙間に花木、草木、野菜…)
庭を見る景勝地はどこなのか?
たとえば、京の庭、足立美術館のような…
磯田氏の謎を紐解く手段に必ず古本屋さんがきっかけとなる。
求めるものを得るには、膨大な時間を要するだろう。
身分を超えた日本史が少しわかる気がしました。
このような研究って大事だなぁと思います。
日本史を暴く
- 三樂文庫No:151
- 著者:磯田 道史
- 出版社:中公新書
- 発行日:2022年11月25日
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文章・写真: 三樂編集部