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三樂文庫

プレ・シンギュラリティ 人工知能とスパコンによる社会的特異点が迫る

2024.08.17

半導体、スーパーコンピューターの演算能力は限りなくその性能を高めている。

演算性能単位「京」の100倍単位「エクサ」の開発が競われている。

この性能に辿り着けば、人類がエネルギー問題や食料問題から解き放たれ生活のために働く必要がなく、

「病気」「老化」の仕組みを解明し、「不老」にまで辿り着くと理論立てている。

全ての個人が、あらゆる可能性を追求できる新しい社会が出現するというのだ。

個人の尊厳と基本的人権と生活が守られ、自由に知的探求や創造活動、哲学的思索などが行え、

戦争や争いがなく、公平で公正、不平等がなく、犯罪事件、事故がなく、

地球環境と地域の自然に負担をかけず、人類の健全な成長と進化が遂げられ、

人智を超えた天災や未知の危険から逃れ、将来に生き延び、繁栄できる社会が実現できる。

現実的には、戦争は絶えることなく、天災(人災?)のような気候変動があり、爆発的な人口増加による

食糧危機やエネルギーの利権を求める紛争も絶えない。

そんな現代に「半導体、スーパーコンピューター」の技術革新が問題を一掃するという興味深い書でした。

齊藤元章氏ってどんな人かググってみました。

素晴らしい略歴の末尾に

2020年、詐欺罪と脱税の罪で東京地裁から実刑判決をうけた。(wikipediaより)

と記されている。

残念な気持ちになりました。

プレ・シンギュラリティ 人工知能とスパコンによる社会的特異点が迫る
  • 三樂文庫No:152
  • 著者:齊藤 元章
  • 出版社:PHP研究所
  • 発行日:2017年1月11日

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文章・写真: 三樂編集部