三楽

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三樂だよりmagazine

「山口県の日本庭園紀行」~2~

レポート 2020.04.22

毛利氏庭園」(山口県周南市)

旧山陽道沿いの路傍庭園です。

総欅作りの薬医門式「表門」をくぐってから暫く歩き「旧毛利本邸」の玄関に辿り着きます。
その間は楓並木になっています。
小雨降る中、楓の枝の露が、この季節の今日の天候を表しています。
美しい。

表玄関前の車寄せも大きなヤマモモ、ツツジの島も既に名庭の誘いです。

右側の中雀門から「毛利氏庭園」(日本国指定名勝)に入ります。
とにかく広い。

灯籠、石塔、石橋、滝組み、手水鉢・・・
手入れされた松をはじめ楓、桜、つつじ・・・など植栽。
北側の丘と渓谷のような作りから瓢箪池へと鑓水が巡り、高低差もスケール感が大きく感じる要素に
なっています。

また、邸宅内に接した平庭は1階各部屋からの眺めの庭となります。
2階からは絶景の庭は勿論、街並み、山並みが見渡せます。
素晴らしい景色です。

おにわさんより

小雨の雫が楓に・・・
表門から右に梛川沿いに楓、左に剪定されたサツキ。

本邸表玄関前庭

ヤマモモ、ツツジの島のような庭

内邸

平庭

邸内から

畳の長い廊下

ドイツ製のレトロな照明

額縁庭園

手水鉢に季節の花

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文章・写真: 三樂編集部