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三樂だよりmagazine

第1回JAG「ガーデンデザイナー」アワード審査結果のお知らせ

レポート 2021.12.07

JAG(日本ガーデンデザイナーズ協会)20周年記念事業である
第1回JAG「ガーデンデザイナー」アワードの審査結果が10月末に発表されました。

 

最優秀賞『つなぐ庭』松井 信(株式会社アトリエグリーンズ)大阪府
優  秀  賞『気楽な庭』中川 茂樹(中川造園)滋賀県
優  秀  賞『季節を感じることのできる、人にも環境にもやさしい宿根草ガーデン』
      鈴木 学(はるはなファーム株式会社)宮城県

 

入賞、特別賞等詳細は、JAGホームページにて掲載されています。是非ご覧ください。
JAGホームページ

 

総評 ※JAGホームページ掲載文

今回の第一回JAGデザインアワードは、新型コロナ感染拡大の中、緊急事態宣言という特殊な状況下での審査会となり、数多くの作品を審査するのにリモートワークで行うことで、かえってじっくりと作品を一つ一つを丁寧に見ることが
出来ました。
その上で、最終審査はやはり委員全員が直接に会って議論しようと、京都に集まることになりましたが、奇しくも
10月1日は、緊急事態宣言解除の日に当たり、大いに議論が出来たのはとても幸せなことだと感じました。
今日、地球規模での気候変動による災害が日常化している中、ガーデンデザイナーは如何にあるべきかが 問われております。応募作品の中にも、解決の糸口を見つけようとしている庭もあり、心強く感じました。
自然環境と社会の多様性と持続性を考慮した上で、人の幸せの居場所を作るガーデンデザイナーの仕事が見事に
表現されている作品が入賞、優秀賞、最優秀賞に選ばれたことは大変喜ばしい事と思っています。

審査委員長 正木覚

特別賞 三樂賞

『緑豊かな雑木の庭』平田智彦(TAKUMI GARDEN)奈良県

「鑑賞」よりも「環境」を重視するというコンセプトに共鳴しました。
既存の自然石・枕木・草花・手水鉢を廃棄せず活かし、植物により木漏れ日、緑陰、風のとおり道を創り、
四季を通じて暮らしを楽しむ空間の創作は、ご夫婦と
愛犬にとって新たな生活スタイルを得ることができることでしょう。自然をつくる見事な作品だと思います。

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文章・写真: 三樂編集部