三樂だよりmagazine
「北海道ガーデン街道」を巡って
レポート 2022.10.04
夏の終わりの北海道ガーデン街道に行ってきました。
北海道の風景は、どの景色をとっても本州には見ることができないスケールと
美しい自然の雄大さを目のあたりに感じることができます。
2003年に発足した「ガーデンアイランド北海道」は、
“北海道を庭園の島にしよう”という道民活動が始まりでした。
その中でも、代表的な美しいガーデンが集中している、大雪〜富良野〜十勝を結ぶ全長250kmの街道です。
いずれのガーデンも北海道独自の気候や景観を生かした個性にあふれ、自然の風景や山並み、
アクティビティーを楽しめるとともに、豊かな食も充実した観光ルートです。
(北海道ガーデン街道について)
今回訪れることができたのは、富良野の「風のガーデン」、帯広の「十勝ヒルズ」の2カ所です。
旭川から十勝まで南下するその道中も含めてご案内します。
道中
旭川から美瑛に向かう日高国道(R237号)沿いの「ひまわり畑」
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同じ街道沿いの「蕎麦畑」。「江丹別蕎麦」というブランドになっています。
江丹別地区は日本で最も寒暖の差が激しい地域の一つで道内での知名度は高く、蕎麦は品質の良さで知られています。
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「ぜるぶの丘」
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JR富良野線「美瑛駅」駅舎。美しいですね。
この駅舎は「美瑛軟石」を使って建築されています。
(美瑛町ホームページ / 美瑛軟石について)
美瑛軟石は、「流紋岩質溶結凝灰岩」です。
美瑛町は「日本で最も美しい村連合」に加盟しています。
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「新栄の丘展望公園」より。
美瑛の起伏のある丘を見渡せる最高のロケーションです。
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「四季彩の丘」
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「青い池」
ここまで行く道は道道353号、「白樺街道」と呼ばれ、白樺並木を見ることができました。
サイクリングロードも美瑛駅から伸びています。
記事「【達成感高し】美瑛・青い池サイクリング」/asatan(北海道情報サイト)
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「富良野」
富良野「風のガーデン」
入り口で親子の鹿が草を食んでいました。
北海道の農作物
北海道農業の全国シェア / ホクレン農業協同組合連合会
十勝の広大な農地に「これはナンだ?」という農作物が植わっています。
大豆、「枝豆」でお世話になっています。
小豆
さやが薄茶色になって硬くなってから収穫します。
ビート(甜菜=てんさい)北海道特産を代表する農作物
長芋
植え溝は深さ1m、つるネット青々と絡まった植え付け後3ヶ月程度。
植え付けから5ヶ月半の11月頃から収穫だそうです。
放牧
じゃがいも(この時期はメークインの収穫)
帯広市「十勝ヒルズ」
ヒルズのブルーサルビア畑から
広場とノリウツギのボーダーガーデン
ボーダーガーデン
石積み
ガーデナーの手入れ
蓮池の花
シンボルツリー白樺
鉄扉
帯広空港掲示板にて
十勝川西長いも
美しいガーデンもさる事ながら、200%を超える食料自給率を支える十勝平野の雄大な農地も忘れることができません。
自然の中での人の暮らしぶりは、都会では味わえない心に染みるものがあります。
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文章・写真: 三樂編集部